
当内容は、税理士事務所が参考までに提供している内容になります。詳細は、該当サービスまで直接ご連絡をお願い致します。
現代では、動画配信サービスや音楽アプリ、クラウドストレージなど、さまざまなサブスクリプション(定額制サービス)を利用している方が増えています。しかし、利用者が亡くなった後も、自動的に毎月の料金が引き落とされ続けるケースが少なくありません。
こうした契約は放置すると、
クレジットカードや口座からの引き落としが続く
相続人が知らないまま費用が発生する
契約情報の管理が煩雑になる
といった問題につながります。この記事では、代表的なサービスであるAmazonプライムを中心に、故人が契約していたサブスクを解約する方法と注意点を詳しく解説します。
1. サブスク契約は「相続財産」ではないが放置厳禁
まず理解しておきたいのは、サブスクリプション契約自体は相続財産には該当しないという点です。
しかし、契約を継続したままにすると、故人名義の口座やクレジットカードから料金が引き落とされ続け、最終的に遺産の清算に支障をきたす恐れがあります。
2. 故人の契約状況を確認する方法
(1)メール・クレジット明細の確認
サブスク契約の多くはメールアドレスを通じて通知が届きます。
まずは以下を確認しましょう。
故人のメールアカウント(Gmail、Yahoo!メールなど)
クレジットカードや銀行口座の明細
スマートフォン内のアプリ購読情報
「Amazonプライム」や「Netflix」「Spotify」などの定期課金が記載されていれば、契約が継続している可能性があります。
3. Amazonプライムの解約手続き
(1)ログインできる場合
故人のAmazonアカウントにログイン
右上のメニューから「アカウントサービス」→「プライム会員情報」を選択
「プライム会員情報の管理」→「会員資格を終了する」
これで次回更新日以降の課金が停止されます。
(2)ログインできない場合
Amazonカスタマーサービスに連絡し、契約者本人の死亡を伝えましょう。
サポート窓口から必要書類(死亡証明書や続柄の確認書類)の提出を求められ、確認後にアカウントが閉鎖されます。
【参考】
👉 Amazonカスタマーサービス(問い合わせページ)

4. その他の主要サブスクの解約方法
| サービス名 | 主な解約手順 | 備考 |
|---|---|---|
| Netflix | ログイン→アカウント設定→「メンバーシップのキャンセル」 | ログイン不可時はサポートに連絡 |
| Spotify | アカウントページ→「プランをキャンセル」 | Apple経由課金の場合はApple IDで停止 |
| Apple Music | iPhone設定→Apple ID→「サブスクリプション」→解約 | Appleサポートへ死亡証明書の提出も可 |
| Google One/YouTube Premium | Googleアカウント→「定期購入」→キャンセル | 「故人アカウント管理リクエスト」で削除申請可 |
5. ログインできない・アカウント情報が不明な場合
故人のスマートフォンやパソコンに保存されているパスワードを確認
各サービスの「アカウント復旧フォーム」から問い合わせ
「デジタル遺品整理」を専門とする業者や行政書士への相談も有効
なお、無断でログインやパスワードの解析を行うことは、不正アクセス禁止法に抵触する可能性があるため注意が必要です。
6. 銀行・クレジットカードからの引き落とし停止も重要
金融機関へ死亡届を提出すると、口座は凍結され、以後の自動引き落としは停止されます。
ただし、手続き前に課金日が来ると料金が発生する可能性があるため、できるだけ早期にサブスク事業者への連絡を行うことが望まれます。
7. デジタル遺品整理の一環としての対応
サブスク契約のほかにも、故人が利用していた
SNSアカウント(Facebook、Xなど)
オンラインストレージ(Google Drive、iCloud など)
電子書籍、ゲーム、クラウド会計サービス
といったデジタル資産も整理の対象となります。
これらをまとめて確認・対応することで、後のトラブル防止にもつながります。
相続手続きでは、サブスク解約のほかにも、銀行口座・不動産・保険・税金など、さまざまな手続きが発生します。
「何から手をつければいいか分からない」「相続税の申告が必要か知りたい」といったお悩みも、雄長八知恵税理士事務所が丁寧にサポートいたします。どうぞお気軽にご相談ください。