ゴルフ会員権は、一般的に相続財産に含まれるため、相続の対象となります。 相続が発生した場合、主に以下のいずれかの対応をとることになります。
- 売却して金銭を得る
- 名義変更をして引き続き会員として利用する
- 預託金が返還される場合は、その返還請求をする(ただし、ゴルフ場の規約によります)
相続手続きの一般的な流れと必要書類
- 会員権証券の確認:まず、被相続人が所有していた会員権証券を確認します。
- ゴルフ場への連絡:ゴルフ場に連絡し、相続が発生したこと、およびその会員権の相続に関する規約や必要書類、名義書換料(相続の場合、軽減措置がある場合もあります)について確認します。
- 相続方法の決定と書類準備:相続人全員で遺産分割協議を行い、誰が会員権を相続するか(または売却するか)を決めます。ゴルフ会員権は原則として共有名義にできないため、誰か一人が相続するか、売却するかを明確にする必要があります。
- 主な必要書類(ゴルフ場によって異なる場合があります):
- 被相続人の戸籍謄本(除籍謄本など、死亡の事実と相続人全員が確認できるもの)
- 遺産分割協議書または相続人全員の同意書(会員権を誰が承継するのかを記載)
- 相続人全員の印鑑証明書
- 名義書換請求書(名義変更の場合)など
- 手続きの実行:
- 名義変更の場合:ゴルフ場の入会審査を経て、名義書換料を支払い、名義書換を行います。
- 売却の場合:名義変更せずに売却が認められる場合と、一度相続人名義に変更してから売却する場合があるため、ゴルフ場に確認します。